刺して変わらぬ杜若

ようよう、様にいつも変われど殿の事は分からず絡みつく。

誰かしら、誰かしら、と願えどそれは叶わず不幸の徒花だけがいつものしかかっている様なそんな、そんな気がする。

いままで自分がやってきたことやこれからやることに終ぞ疑問を禁じ得なくなってしまい、声もなく枯れていくのはやはり気持ちの良いものではない。

手前不器用故に、如何伝えれば良いか分からず。単純に言うならば誰のことも気にせず齷齪叱咤生きていくしか道は他になし。

手前が生きる術を探し迷っている様に、貴様らもそうしなければならんというだけのこと。きっと言わんとも全部わかっている。

きっかけがあれば、鋒さえあれば世はこともなし。

面白きこともなき世を面白く。

疲れても寝れば良い。